平手神酒は悔しかろ
2019年02月26日
「大利根無情(三波春夫)」や「大利根月夜(田端義夫)」は有名な曲ですが、いずれも平手神酒を憂いて作られた曲のようです。2代目玉川勝太郎の天保水滸伝の名調子でも有名ですが、平手神酒は元はお屋敷勤めの腕の立つ剣客だったようです。千葉道場でも四天王の一人と呼ばれていただけに将来を嘱望されていた人物が酒がもとで破門される憂き目に…
結局は銚子の近くに縄張りを持つ笹川の繁蔵一家の用心棒に成り果ててしまった。敵対する飯岡の助五郎一家との縄張り争いで果し合いがあることを知り、大利河原で決闘の末、飯岡方が負けてしまうが、結果的に笹川方で殺されたのは平手神酒だけだった。
この時、平手に千葉道場から破門を解くとの知らせが来たそうですが、遅かりしです。
そういう意味ではどこも取り柄がないように思えますが、波乱万丈、悲劇の主人公だということで共感を得るのでしょうか。
それでも、このフレーズは泣かせますね。江戸の方に向かって”西空見れば 江戸へ 江戸へ 一刷毛(ひとはけ) あかね雲”