落とし差し

2019年08月07日

昔の武士は刀の差し方にもいろいろ作法があったようですが、左利きの侍でも刀は左に差すように矯正されたとか。お互い狭い道を向かい合ってすれ違う際に、刀が触れることのないように気配りしたのでしょうね。

「侍ニッポン」という歌の2番の歌詞にも、次のようなフレーズがあります。

 きのう勤皇 あしたは佐幕
 その日その日の 出来心
 どうせおいらは 裏切り者よ
 野暮な大小 落とし差し

落とし差しとは、刀の柄を上に向け鞘が地面に着く位に差すことをいいます。

これは何でも江戸時代の武士のマナーであったとか、一見だらしなく見える格好ですが、相手にも刀を抜く意思がないと安心させる構えなのでしょうか。

同じく、「槍さび」の1番の歌詞の中にも

 槍はさびても名はさびぬ 昔忘れぬ落とし差し

江戸時代も平和になると、槍や刀は余り必要がなくなり、平和な時代が長く続いたので、槍が錆びたり落とし差しで歩いても良かったのでしょうね。

現代では平和ボケした人たちが、核兵器を製造したり、ミサイルを飛ばしたりしています。こちらは”落とし差し”では地球が壊れてしまいますが…

困ったものです。

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